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自閉症、ASD等の発達障害解明の研究を行っています。

リニューアル!平成・令和 リレーブログ

VRで江戸・明治の医療とモノづくりを学ぶ

2021年12月21日 江藤みちる

トヨタ産業技術記念館、ご存じでしょうか。
場所は名駅エリア、ノリタケの森や最近できたイオンモールNagoya Noritake Gardenも近いです。
トヨタと名を冠しているので、自動車の製造の博物館かと思いきや、
なんとトヨタグループの発祥は紡績なのだそうです。知らなかった。
ゆえに、常設展では、紡績機械や、金属加工技術、もちろん自動車製造に至るまで、
モノづくりを学ぶことができます。

そして、それだけではありません!
なんと、トヨタ自動車は「トヨタコレクション」という、
江戸中期〜明治初期の工学、医療、美術・工芸に関する科学技術資料も所蔵しており、
2005年から一般公開しているのだそうです。モノづくりが盛んな土地ならでは、ですね。

そのコレクションの企画展「いのちと向きあった医師たちの挑戦〜江戸期の医療とモノづくり〜」が、
先日まで開催されていました。(2021年10月2日(土)〜12月19日(日))
世界初の全身麻酔を行い、乳癌摘出手術を成功させた華岡青洲。
その麻酔薬「通仙散」のことや、当時の手術道具や、乳癌摘出之図。
もちろん、ターへル・アナトミア(ドイツ語)や解体新書も江戸の医学では避けて通れません。
顕微鏡、聴診器、電気治療器「エレキテル」。江戸時代の人々は自分たちで工夫して作っていました。
木製の顕微鏡は竹・和紙・漆と日本らしい材料を用いています。

この企画展、見に行けなかったのは残念ですが、なんと!バーチャル展示室で、
デジタルアーカイブが今でも見ることができます。
360°VRコンテンツで、まるで現地にいるかのようです。ぜひ、ご覧ください!

Webサイトはこちらから
トヨタ産業技術記念館
トヨタコレクション企画展 バーチャル展示室

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