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国際女性デーによせて

2024年3月8日 江藤みちる

今日、3月8日は「国際女性デー」、International Women's Day。
女性の権利を守り、ジェンダー平等の実現を目指すため、
国際婦人年である1975年3月8日に国連で提唱され、その後、1977年の国連総会で議決されました。
日本では、3月8日に、男女共同参画担当大臣が、国際女性の日に寄せてメッセージを発出しています。
3月8日は、「ミモザの日」とも呼ばれ、黄色いミモザの花がシンボルとして親しまれています。
(内閣府男女共同参画局HPより引用)

内閣府男女共同参画局 国際女性の日

今朝の中日新聞にも大きく取り上げられていました。

【国際女性デー】ジェンダー・ギャップ指数、中部地方は経済分野で下位続く

三重県は政治9位、行政14位、教育29位、経済46位。
昨年は政治9位、行政9位、教育15位、経済46位で、今年と大きな変化はありません。
三重県は、経済の大きなギャップが目立ちます。


都道府県別ジェンダー・ギャップ指数 2023年 三重県/地域からジェンダー平等研究会

中日新聞の記事には

---「製造業では安定した収入の男性が多く、女性は専業主婦やパート勤務などサポート側という構図になりやすい」
(名工大ダイバーシティ推進センター・加野泉先生コメント)---

確かに三重県は他県と比較して女性のパート勤務が多いと言われます。
そしてフルタイムの男女間賃金格差がワースト1であったことも見逃せません。

---男性の給料が高めでギャップが出やすい面はあるが
「男性は技術職、女性はサービス業など就いている業種の賃金格差もある」(加野泉先生コメント)---

国は、「女性活躍推進法」「働き方改革関連法」など法整備を進め、
「同一労働同一賃金」や「男女間の賃金格差の解消」につとめていますが、
現状はなかなか解消されていません。
会社や組織の文化の醸成やのルールの整備も途上ですが、
女性自らがそのような働き方を選んでいるのかもしれません。

ニッセイ基礎研究所のレポートでは大学卒女性の働き方ケース別生涯賃金を試算しています。
フルタイムで同一企業で休職なしの場合は2億5千万円。
2人の子どもを出産し育休取得、末子6歳まで時短勤務の場合は2億円。
一方、出産後、退職し、末子6歳でパート勤務の場合は6千万円と大きく下がります。
自由の土台にはお金が必要です。子ども1人育てるのに1人2千万円かかると言われます。
この事実を、特に女子大学生には知っていてもらいたいです。


大学卒女性の働き方別生涯賃金の推計−正社員で2人出産・育休・時短で2億円超、男性並水準で3億円超

実際、身の回りで活躍している女性は数知れず。みなさん輝いていて、とっても素敵。
今晩のおかずはミモザサラダを作って、来年こそは、三重県のジェンダーギャップが少しでも解消することを期待します。


2022年に作ったミモザサラダ

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