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自閉症、ASD等の発達障害解明の研究を行っています。

リニューアル!平成・令和 リレーブログ

水切りかご

2026年1月13日 江藤みちる

新年早々、台所で使う水切りかごを購入した。毎日感動している。

先代のかごは、食器乾燥機だったが乾燥機能を使わず、ただのかごとして使っていた。
わたしがいまの家に来たときからあったので、たぶん20年は越えている。

最近、新・三種の神器「ロボット掃除機・ドラム式洗濯乾燥機・食洗機」と言われている。
自分の家に導入すべきかどうか、考えてみた。

ロボット掃除機は、昔ながらの家のため、段差が多すぎるので使えない。
ドラム式洗濯乾燥機は、洗濯ものの量がさほど多くないし、
屋根のあるところでちゃんと乾くから洗濯機だけで十分。
さて、食洗機はどうだろう。
置く場所はあるけれど、しょっちゅう使う食器は棚に片づけずに、常にかごに置いておきたい。
洗うこと自体は、そんなに苦に思ったことはない。
家電量販店で実物を見てみたが、中は思ったよりも狭く、食器が入らない気がした。
ということは、我が家に食洗機は向いていないのかも。
そこで、食洗機ではなく、かごを新しくしようかな、と、初めて思い至った。

かごにもうすこしたくさん食器を置けたらいいなと思い、ネット検索してみた。
世の中には、2段・3段重ねのかごがあることを知った。いい感じのものがいくつもあった。
サイズ感など、実物を見てみたくて近所の店舗を2,3軒まわったがしっくりくるものがなかった。
仕方ないので、ダメもとでもいいやと思い切ってネットで購入した。

これが想像以上にかなり使い勝手の良いものだった。
3段重ねで、一番下が広く、カトラリーをひっかけるものも付属し、好きなところに付けられる。
実際に使ってみると、非常に快適だった。

それで冒頭の「毎日感動している」わけだが、
実は「これまで使いにくかったのだ」ということが、今にして、ようやく分かるようになったのだ。

@3段あるので、食器同士が重なり合うことがなく、置くことができる
 →下にある食器を発掘する作業がない。無理な力を加えてお皿が欠けたりすることもない。

A食器を立てるための仕切りがしっかりしており、皿もお椀もまっすぐ立てられる
 →水がたまらずにしっかり水切りできるので、拭く必要もなく乾いている。

Bまな板立てのところに、まな板と一緒に、フライパンの蓋が置ける
 →これまでは大きなものを安定して置くのが難しかった。定位置ができてうれしい。

C手前にお箸入れを引っ掛けることができる
 →箸やスプーンなど小さなものが取りやすい。いままでは奥の方で取りにくかった。

Dかご全体が軽く、容易に動かせる
 →水がこぼれてもすぐに拭くことができて、全体のお手入れが楽。
 これまでの乾燥機かごは重たいので水垢やほこりもたまりやすかった。

ほかに、しゃもじや水筒がうまく干せる、などもある。
実は使いにくかったけど、それに気づかず、あるいは気づいていたけど、
そんなもんだ、仕方ない、まあ使えるしいいやと思って使い続けていたのだと
いまになってようやく自覚することができた。

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実はこういうこと、ほかにもありそう。
いままでの慣習で、あるいは変えるのが面倒で、「このままでいいや」
それが不便だとも思っていない、気づいていない。

働き方改革とか、ダイバーシティの環境整備とかで、
「これが不便だから、困っているから」新しいことを導入します、としたいけど
なにが不便なのか、何が困っているのか、
実は当事者もわかってないことがあったりするのでは。

当たり前だと思わずに、いったん外の世界に出てみる(他ではどうやっているのだろう)
えいやっと思い切って導入してみる(導入して初めて分かることもあるかも)
制度や環境整備も、意外とそんなものかもしれない。

気づかせてくれた、水切りかごに、感謝。

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