トミー・ジョン手術。大谷翔平選手も手術を受けられ、その名前を聞いたことがある人は多いと思います。
野球選手、特に投手は、一回の試合で100球以上もボールを投げるため、肘を酷使します。
そのため、肘の靭帯を損傷してしまうと、もう投手生命終わり、ということも。
そこで、肘の靭帯を再建し、もう一度投手としてボールが投げられるようになる。これがトミー・ジョン手術です。
投手寿命を延ばす画期的な手術として、多くの野球選手が手術を受けています。
ところで、トミー・ジョンさんとは、誰でしょう。
実は、初めて肘の靭帯を再建手術を受けた野球選手で、投手の方でした。
つい先日お亡くなりになり、新聞の訃報欄に掲載されていたのを見つけ、私は初めて知りました。
野球選手の方だったのですね。てっきり、医師の名前だと思い込んでいました。
手術法に名前を冠している場合、手術法を考案した医師の名前であることが圧倒的に多いです。
たとえば、
・ビルロート法(胃の幽門側部分切除後に残った胃と十二指腸を直接吻合する)
→Theodor Billroth(1829 - 1894)オーストリアの外科医
・フォンタン手術(先天性心疾患で単心室の場合に大静脈を肺動脈に繋ぐ)
→Francis Fontan(1929 - 2016)フランスの心臓外科医
・ロス手術(自己肺動脈弁を大動脈弁に移植する)
→Donald Ross(1922 - 2014)イギリスの心臓外科医
など。
トミー・ジョンの執刀医は、フランク・ジョーブ(1925 - 2014)。ロサンゼルス・ドジャースのチームドクターでした。
トミー・ジョン手術は、
1,手術を受けたのが有名プロ野球選手だった
2,世界初の成功例だった
3,スポーツニュースで頻繁に報道された
そのため、執刀者のフランク・ジョーブより患者のトミー・ジョンの名前が定着した、非常に稀なケースとなったのでした。
いまごろ、トミー・ジョンさんとフランク・ジョーブ先生は天上で再会を喜んでいるのではないでしょうか。
ご冥福をお祈りいたします。
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