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自閉症、ASD等の発達障害解明の研究を行っています。

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2025年3月20日(木・祝)に女性医師・女子医学生の交流会が開催されました。

この会は年に1回、三重県保険医協会が主催で開催しています。
今年は、三重大学の医学部医学科3年生の女子学生6人(うち、当研究室所属学生が4人)と、
女性医師11人が参加しました。

午前の部では、清田隆之さんを講師としてお招きし、
「個々人のモヤモヤから考える、医療の世界のジェンダー問題」というタイトルでご講演いただきました。
清田さんは文筆家でジェンダーや恋愛についての本を執筆されています。
三重大学の図書館にも「さよなら、俺たち」「自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと」など蔵書があります。
朝日新聞be人生相談「悩みのるつぼ」の回答者もされています。

朝日新聞 連載 悩みのるつぼ


女性たちが語る、男性に対するモヤモヤ。
いろんなエピソードがありますが、個々の事例は類似したものもあります。
たとえば、「小さな面倒を押し付ける」「話し合いができない」等…。

これは医療の世界でもあるのでは?

女子学生や女性医師が結婚出産について上司から言及される⇒「それ、男性にも言います?」問題
医師の夫は技術やキャリアをアップしていくのに…⇒「医師夫婦のジェンダー格差」問題
などなど。

現代は、だいぶ改善されてきたことも多いですが、いまだに根強く残っている考え方も多く、
それは男性だけでなく、女性自身もです。

講演の後半では、グループワークとして3人ずつに分かれ、
それぞれが思いを語り、聞きあう、ということをしました。
立場や経験が違う方のお話をじっくり聞くのは、とても新鮮であり、興味深かったです。


午後の部はランチ交流会で、お食事をいただきながら参加者全員で自己紹介をしつつ、
質疑応答も含めてざっくばらんなおしゃべり会となりました。


女性医師の先生方は、診療科もバラバラ、開業医や勤務医、産業医、歯科医とバラエティに富み、
これまでのキャリアもいろいろです。
皆さんお忙しそうではありましたが、共通して、患者さん第一で医療にあたっておられるのと、
プライベートの時間は多くはないけれどもちゃんと自分のための時間を確保しつつ、
充実した人生を送っていらっしゃって、素敵でした。

学生たちも、先生方のお話を直接伺って、自分自身の将来像や診療科選択などの参考になったようでした。(江藤)

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三重大学 発生再生医学研究分野

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