本文へスキップ

三重がん・生殖医療ネットワーク

TEL. 059-232-1111

〒514-8507 三重県津市江戸橋2-174

費用・助成金についてPRIVACY POLICY

 がん治療はこれから多くお金がかかります。その前に、自費診療である妊孕性温存治療を行うとなれば、患者様の負担は大きくなります。お金の問題で妊孕性温存治療が出来ない方もおられるかもしれません。そんな声が多くあり、三重県では知事を中心に担当者が尽力していただき、県が妊孕性温存治療に対して助成金を出してくれることになりました。患者様、ご家族様の負担軽減になり、金銭面でためらっておられた方には大きな助けになると思います。

妊孕性温存治療の費用について

 妊孕性温存治療は保険が適応されないため、すべて自費診療になります。使用する薬の種類や投与期間など、個々の患者様によって若干の違いはありますが、以下に概算を示させていただきます。

   1回あたりの採取費用  年間更新費用
  精子凍結  1万円  1万円
  卵子凍結  約15〜30万円  1万円
  胚凍結  約20〜50万円  1万円
  卵巣凍結  約60万円  2万円

助成金の金額

温存治療に要した医療保険適用外費用のうち男性は3万円
女性は
25万円を上限として、1回を限度として助成する。
(※温存治療に要した医療保険外費用の額の2分の1を助成します)


助成金の申請方法

助成を受けるためには、申請書のほかにがん治療医と生殖医療医の両方からの書類が必要です。
 下記書類を準備の上、三重県庁の申請窓口(三重県子ども・福祉部子育て支援課)で申請を行ってください。

◆申請に必要な書類◆
@三重県がん患者妊孕性温存治療費助成申請書(様式第1号)
A三重県がん患者妊孕性温存治療費助成申請に係る証明書(様式第2号)
B三重県がん患者妊孕性温存治療費助成申請に係る証明書(様式第3号)
C妊孕性温存治療に要する費用の額がわかる医療機関が発行した領収書
D住民票の写し(個人番号の記載がなく、発行から3カ月以内のもの)
Eその他知事が必要と認める書類



ACは、妊孕性温存施設で発行    Bは、がん治療医が発行   

助成金の詳細

 妊孕性温存治療に対して助成金を受けるには、以下の要件をすべて満たす必要があります。

(1)温存治療開始日から終了日までの間、三重県内に住居を有していること。

(2)温存治療を開始した日における年齢が40歳未満の者であること。

(3)「小児、思春期・若年がん患者の妊孕性温存に関する診療ガイドライン2017年版」(一般社団法人 日本癌治療学会 編)に基づき、がん治療により、生殖機能が低下する、又は失うおそれがあると医師に診断された者であること。

(4)三重県が定める医療機関において温存治療を受けた者であること。

(5)温存治療について、三重県特定不妊治療支援事業に基づく助成を受けていない者であること。

※助成の対象となる費用は、温存治療に要する費用のうち、精子、卵子、卵巣組織等の採取及び凍結並びに胚(受精卵)の凍結にかかる保険適用外経費(初回の保存料、治療に関係のある入院費及び室料を含む)とする。ただし、治療に関係のない入院費及び室料、入院時の食事等、温存治療に直接関係のない費用及び凍結保存の維持に係る費用は対象外とする。なお、妊孕性温存治療医とがん治療医の同意が得られない場合は助成の対象としない。(2020年4月1日より改訂)
※4月1日より、治療に関係のある入院費及び室料も助成の対象になります。

バナースペース

三重がん・生殖医療ネットワーク

〒514-8507
三重県津市江戸橋2-174

TEL 059-232-1111