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自閉症、ASD等の発達障害解明の研究を行っています。

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少子化ワークショップ

2015年10月27日 江藤みちる

外来小児科学研究会という、小児科の開業医の研究会があります。

東海地区(愛知・岐阜・三重)での集会が定期的に開催されており、
昨日、津市で小児科を開業されている梅本先生からお誘いを受け、参加してきました。

場所は愛知県産業労働センター ウインクあいち。
2009年にできた新しい建物で、私は訪れるのは初めて。ホールや会議室が入っている複合ビルです。
名古屋駅から、名駅地下街サンロード→ミッドランドスクエア→ビル→ビル→ウインクあいち、と
ずっと地下続きで行くことができます。さすが、地下街天国・名古屋!

さて、今回の研究会はワークショップが主体です。
その前に、「ワークショップを楽しもう!」と題して、三重大学・家庭医療学の竹村教授が講演されました。
そもそもワークショップとは何か、その効果的なやり方を具体的にお話ししていただきました。
最近はやりのワールド・カフェや、チュートリアルもワークショップのひとつです。

そのあとはいよいよ実践、参加者は3つのグループに分かれてそれぞれのテーマに従い、ワークショップを行います。
私は梅本先生がリーダーの「小児科医の立場からの少子化対策」ワークショップにアドバイザーとして参加しました。
参加者は梅本先生、竹村先生、私を含め8人。
最初に自己紹介をしたのち、梅本先生が少子化の現状の概略を話され、
そのあとは「小児科医として何ができるのか」について、各参加者がざっくばらんな雰囲気のなかで発言しました。
私も、三重県少子化対策推進県民会議委員として、会議の様子や見聞きしたことなどを紹介しました。

少子化対策は出産・子育てのサポートだけではありません。
子供のライフプラン教育、出会いサポート、雇用対策、子供の貧困対策など、多岐にわたります。
参加者からの意見もまた、
日本国の成り立ち、インフラ整備、魅力ある地域、子供の縦のつながり、母子関係、心理サポート、ほめる、など、
書ききれないほどの多様なキーワードが出てきました。
小児科の開業医の先生方なので、具体的な現場の話、子供の話もたくさん伺うことができました。

ワークショップは参加者が主体的に議論に参加し、相互に刺激しあう、グループでの学びの方法であり、
学習者に行動変容を起こすことが目的です。
今回、普段の診療や仕事の中では改めて考えることの少ない話題「少子化」について2時間語りあい、
私にとっては全く違う視点からの先生方の意見がとても新鮮であり、
次の県民会議や学生への講義の時に取り入れたいと強く思いました。

先日のブログにも書きましたが、実行することが大事です。
実行に移すにはパワーが必要ですが、想いや勢いがあれば乗り切れるものです。
私も、ここに書いておくことで実行することを宣言します!

ひとりひとりの実行力は小さくても、みんなが実行すればそれは大きな流れになります。
あなたも一つ、考えていること、頭の中にあること、実行してみましょう。
新しい流れができると思いますよ。

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