電子メールは、途中経路のコンピュータにあなたが出したメールの内容が一時的に保存されています。
つまり、内容はもちろん、誰とメールのやりとりをしているかも管理者にはわかってしまうのです。
けれども、一般の利用者が他人の転送途中のメールを読むことはできません。
インターネット、電子メールシステムについては、通信の秘密を保護するという法律の規定が及ぶかどうか確立していません。有料で利用するプロバイダの場合、法律により規制されていますが(判例あり)、大学や研究室等では、無料でボランティア的にシステムが管理されている場合が多いので、注意が必要です。また、あて先が不正確ですと、管理者にメールが届くようになっています。しかし、管理者は通常、個々のメールをチェックしていません。
封ができない「はがき」には書かないように、電子メールには、クレジットカードの番号やパスワードなど他人に知られてはいけない情報、秘密にしておきたいことは書かないようにするのが賢明でしょう。
*最近では、インターネットでのメール転送の際に内容を暗号化して宛先まで送る、電子メールソフトも発売されています。