要約のあとの内容本体には、ある問題提起に対して、どうやって自分の結論に至ったかを、読む者に納得してもらうために、論理的でなければならない。
出だしは、このレポートで何が言いたい(主張したい)のかを、目標規定文として通常1〜2行で書く。これから述べる内容の論理展開を概観して、自分の主張したいことを数行にまとめて書くのである。このレポート全体の論理の展開のガイドラインといえる。
次に、この問題について、これまでどんな考えがあったか、主に先人達の成果からの情報の部分である。この問題に関して色々な情報を区別することなく公平に(自分に都合のよい情報ばかりを取り上げないで)扱う視点が重要である。つまり、客観性が求められる。
さらに、自らが、観察した結果を中心に、客観的な情報をわかりやすく、まとめて、記述する。
それらをうけて、自分の考察を論理的に展開していく。自分の考えと、先人の考察および観察結果を明確にわけて書くという視点が重要である。
最後に、まとめ・結語を配置する。
レポートが長くなる場合は、該当する各項目・部分には、章として表題を、そこで述べていることを的確に表現するようにつける。
よく、起承転結などと、言われているが、科学的論文は、小説や読み物ではなく、ましてや、四コマ漫画ではないので、起承転結にこだわって書くことは、かえって、科学的論理性を壊してしまうことが多いので、やめるべきである。