その問題をなぜ取り上げたか、どんな動機で取り上げたか。なぜ興味を持ったか。その問題の重要性は? 背景は?
それに対し、自分は、どのように取り上げ、どのように攻略しようとしたのか。先人達はどうだったか。
結果として、どのようなことが得られたのか。それをどのように解釈するのか。
以上のことを書けばいいのであるが、それに加えて、それに対する自分の考察を記載する。それがレポートを書く目的である。
得られた結果・情報は、自分が求めていたことか。あるいは、まだ足りないのか。先人達の成果との整合性はどうか。
自分自身が実験したり、調査したり、関連資料を読んで得た情報をそのまま書いても十分ではない。それらを材料に、自分の中で組み立て直すことにより、例え、その考えが不備であっても、また、未熟であっても、独自性(originality)という強みが表れてくるし、第一、originalityがないものをどれだけたくさん書いても、そのことにどんな価値があると言えるだろうか。