大学生のためのレポートの書き方
思考過程がわかるように記載する

その問題をなぜ取り上げたか、どんな動機で取り上げたか。なぜ興味を持ったか。その問題の重要性は? 背景は?

それに対し、自分は、どのように取り上げ、どのように攻略しようとしたのか。先人達はどうだったか。

結果として、どのようなことが得られたのか。それをどのように解釈するのか。

以上のことを書けばいいのであるが、それに加えて、それに対する自分の考察を記載する。それがレポートを書く目的である。
得られた結果・情報は、自分が求めていたことか。あるいは、まだ足りないのか。先人達の成果との整合性はどうか。

自分自身が実験したり、調査したり、関連資料を読んで得た情報をそのまま書いても十分ではない。それらを材料に、自分の中で組み立て直すことにより、例え、その考えが不備であっても、また、未熟であっても、独自性(originality)という強みが表れてくるし、第一、originalityがないものをどれだけたくさん書いても、そのことにどんな価値があると言えるだろうか。

問題:
以下の文章について、どこに論理的誤りがあるか、考えてみよう

この刺激を培養細胞に与えることにより、このような形態変化が現れた。したたがって、この疾患患者の細胞によくみられるこのような形態変化は、この刺激によるものであることが証明された

(答えは、次のページにあります。)

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大学生のためのレポートの書き方

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