初期研修プログラム
初期研修の期間は、多くのcommon diseaseと呼ばれる疾患に触れることになりますが、その中には脳や神経に関連する疾患や症状がたくさんあります。
また、将来どんな進路を選んでも、自分が担当している患者さんや救急患者さんで、頭痛、めまい、意識障害などに遭遇します。
神経症状のある方を目の前にしたとき、CTやMRIを行うだけでなく、実際に患者さんの神経診察を行い、神経症状を評価できることは、患者さんに起きている問題点を理解することに必ず役立ちます。
初期研修で経験しておくことで、神経診察を行うことが怖くなくなるはずです!
是非、初期研修中に、脳神経内科をまわり、診療に積極的に参加してください。
◎ 初期研修では以下のようなことを習得していきましょう。
- 適切な患者面接から、診断に結びつく病歴をとるスキルを身につける
(どの領域に進んでも役立ちます!) - 意識障害、認知機能低下のある患者を診察する
(どの領域に進んでも役立ちます!) - 診察を通じ、その症状が神経や筋のどこから生じているかを探る
- 危険な二次性頭痛を鑑別する
- 脳卒中の病型を診断し、急性期、亜急性期の治療計画をたてる
- 腰椎穿刺による脳脊髄液検査を行う
- CTやMRIなどの画像検査から問題点を見つける
- 神経伝導検査や筋電図などの神経生理検査を行う
- 脳卒中や神経変性疾患での高次脳機能を評価する。
どの領域での経験もきっと将来の役に立ちます。
食わず嫌いせず、なんでもやってみること、見てみることが大切です。
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