
2007年12月~2009年10月 Loma Linda College

着いたばかりの頃、ロマリンダ大学で通りすがりの人に撮ってもらった写真。残念ながら目をつむっています。
ロマリンダ大学はSeventh Day Adventist(SDA)というキリスト新教の一派が経営しており、肉食禁止、アルコール禁止、離婚禁止、週末の労働禁止でした。従って、ロマリンダ市そのものには肉やアルコールが売っていませんでした。その代わり、ロマリンダ市で「ロマリンダ大学で働いている」と口で言うと、IDなど何も見せなくても、ヒルトンホテルやレンタカーなどの割引を受けることが出来ました。もっとも、車で10分ぐらい走ると、隣町のスーパーがあり、そこでは肉もアルコールも何でも売っており、日本食にこだわらなければ、物価も安かったです。私は1本1ドルのワインや、1本1ドルのホットドックを好んで飲んだり食べたりしていました。
人々も親しみやすく、ホームパーティーに呼んでもらったり、バーベキューをよくしました。また、夏になると公園で無料の映画上映があったり、あちこちの町でフェスティバルや花火大会があったりと、無料で楽しめるイベントが沢山ありました。

クリスマスに飾り付けをした他人の家。
どこどこの家が奇麗とか、噂が出回り、結構遠方まで多くの人が見に行きます。

ロマリンダ大学での最後の日。その日にラボにいた人、全員に集まってもらい写真を撮りました。一番左が私、その隣がボスのJohn H. Zhang教授。私が手に持っているのはボスがサプライズで記念にくれたロマリンダ大学のロゴ入りの時計です。
私としては折角、アメリカまで研究留学した訳ですから、あまり遊びに行かず一生懸命、研究をしていたつもりだったのですが、今、当時の写真を見てみますと、グランドキャニオンなどの多数の国立公園巡りをしたり、ルート66を車で巡ったり、野球を見たり、と結構楽しんでいました。人の記憶とはいい加減なものです。
ちょうどWBCがドジャーズスタジアムで開催され、日本対アメリカ戦を見に行き、応援合戦で盛り上がったのも良い思い出です。チャンスがあれば、ぜひ留学し、異文化を経験することをお勧めします。