緑内障
担当:生杉 謙吾
三重大学眼科緑内障グループでは、疫学調査、画像検査、近視関連、ロービジョン学会との共同研究、神経保護治療の研究、緑内障手術治療の評価など、さまざまな研究を行っていますが、近年は特に、家庭用眼圧測定器を用いたモニタリングの研究に力を入れています。この研究は、緑内障患者にとって非常に重要な眼圧管理を、自宅で行うことの利便性や効果を評価するものです。自宅で眼圧を測定できるようになれば、病状管理の向上が期待できるからです。
緑内障は日本における失明原因の第一位であり、眼圧はその診断と管理において極めて重要な要素です。緑内障の進行を抑えるためには、眼圧の定期的なモニタリングが不可欠です。しかし、多くの患者さんは眼科を受診した時にしか眼圧を測定しないため、家庭でより頻繁かつ一貫したモニタリングを行うことができれば、早期の異常発見や治療の最適化が期待されます。
三重大学眼科では、家庭用トノメーターが正確で簡便に使用できるかどうかを評価するため、患者さんの協力を得ながら研究を進めています。詳しくは、三重大学眼科の代表メールアドレスまでお問い合わせください。詳細なご案内を差し上げます。
