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股関節・膝関節

ナビゲーションシステム ナビゲーションシステム 人工股関節 人工股関節 人工膝関節 人工膝関節

 関節班は股関節と膝関節の治療を行っています。特に変形性関節症に対する人工関節置換術を多く行っています。股関節では骨セメントを用いないセメントレスの人工股関節を用いています。膝関節では骨セメントを用いる人工膝関節を使っています。股関節も膝関節も人工関節置換術はクリニカルパスを用いて、早期リハビリを行っており、手術後3週間で退院予定です。また、自己血を貯血することにより同種血(他人の血液)輸血を回避できるようにしています。MIS(低侵襲手術)も積極的に人工股関節置換術、人工膝関節置換術において導入しています。人工関節は用いる素材によって耐久性が変わってきますが、長期間の耐久性が見込まれる摩耗の少ないポリエチレンやセラミックスも積極的に使用しています。さらにナビゲーションシステムの応用も行っています。
 人工関節置換術は手技や材質の改良により成績が向上していますが、ゆるみや破損等が生じて再置換術が必要となることがあります。人工股関節や人工膝関節の再置換術は大変難渋する例もありますが、積極的に行っています。
 股関節では骨盤や大腿骨の骨切り術、膝関節では脛骨の骨切り術も行っています。
 股関節疾患は他に、関節リウマチ、大腿骨頭壊死症、大腿骨頚部骨折を含む外傷、先天性股関節脱臼、臼蓋形成不全、ペルテス病、大腿骨頭すべり症等があります。
 膝関節疾患は他に、関節リウマチ、骨壊死症、外傷等の治療を行っています。
 エコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓症)の対策、予防も以前より重点的に行っています。

基礎研究の紹介

 変形性関節症や軟骨損傷の病因病態およびその治療に関する基礎研究を中心に行っています。特に細胞外基質糖タンパクであるテネイシンCの研究です。変形性膝関節症、関節リウマチ、人工関節のゆるみにおいて高発現することを明らかにしました。テネイシンCの治療への応用を検討しています。他にも、新しい人工股関節の開発、人工軟骨の開発、骨欠損や感染に対するハイドロキシアパタイトの応用、新しいセラミックス材料の開発、変形性関節症の疫学調査、関節疾患におけるバイオケミカルマーカーの開発、静脈血栓塞栓症の研究等を行っています。

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三重大学 三重大学大学院 医学系研究科