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研 究 内 容

 

吸血昆虫による原生動物媒介の分子機構

マラリア原虫の媒介動物ハマダラカ中腸・唾液腺及びヒト肝細胞への感染を介在する分子を同定し機能を解析する。

それによって原虫の細胞侵入機構を解明すると共に、これらの分子をもとにしてマラリアのワクチンや抗マラリア薬を開発する。

吸血動物唾液腺の生理活性分子の探索 吸血動物(蚊・サシガメ・ダニ)の唾液腺に含まれる宿主動物の血液・血管に多雨する活性分子をクローニングし、その構造と活性特性を解明して、ヒトの血液や血管の疾病に対する医療の素材を開発する。
幼若ホルモンの作用機構の解析 昆虫の幼若ホルモン受容体を同定し、その構造と機能を解析し、幼若ホルモンによる遺伝子発現調節を解析して、昆虫の変態・休眠・生殖・多型などを制御する機構を解明する。
国際医療学 寄生虫疾患の中の人畜共通感染症の診断法、疫学及び寄生虫の生物学の研究。特に、顎口虫症・旋尾線虫の感染経路の解明と感染予防対策、DNA分析による分類学的位置づけの解明を行っている。また、タイ肝吸虫感染と管内胆管癌の発生機序についても研究する。

 

共同研究先 :パスツール研究所 (フランス)

      ニューヨーク市立大学 (アメリカ)

      東京大学大学院薬学系研究科

      基礎生物学研究所 

      神戸大学農学部

      国立感染症研究所 昆虫医科学部