電子メールの達人への道
言語の規格の問題
当たり前のことですが、外国のコンピュータは日本語がわかりません。
(日本からの留学者などが日本語が使えるようにインストールした場合は可能) しかし、電子メールでは日本語を送受信することが当たり前にできます。

コンピュータが使う文字の規格については、英語はもちろん日本語や中国語、アラビア語など世界中の文字を一つのコンピュータで表示できるよう検討が続いていますが、まだ完全な統一が世界で実現していません。

コンピュータで日本語を表示するには、パソコンでは8bitでコードするShift-JISという文字コードが使われています(電子メールサーバによく使われているUNIX・LINUXというコンピュータでは、パソコンとは違うEUCという日本語文字コードが使われています)が、アメリカで発達したインターネットは、当初英語のみの7bitのASCIIコードだけが使われていたため、インターネットには8bitの文字コードを扱えないコンピュータが多く存在しています。そこで、電子メールで日本語を送受信するに、パソコン用の文字コードShift-JISとは別の7bitのiso-2022-jpという日本語文字コードを使います。つまり、8bitの日本語を一旦、7bitの英語に変え、それでインターネットを経由し、相手側のパソコンのメールソフトで、8bitに戻しているのです。一種の暗号ですね。したがって、メールソフトの文字コード設定をiso-2022-jp(日本語JISなどとも呼ぶ)に設定しなければなりません。また、日本特有の半角カタカナは、インターネットでは使えません。注意してください。

相手がどのような環境か分からない場合や、メーリングリスト・ニュースグループ上では、一番問題が少ない文字規格を使うべきです。

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