当講座では、病理診断や細胞診のために採取された検体を、治療目的の診断以外にも、医学教育や医学研究に使用させて頂くことがあります。
これらの検体はすでに採取されたものであり、病理検体を用いての教育・研究は、診療内容に不利益を与えることは少ないものと考えられます。
個人情報は完全に匿名化を行い、研究成果を公表する際には、個人の特定が可能な情報は削除されます。
また臨床研究を行う場合には倫理審査の承認を得ます。
ゲノム遺伝子解析研究に利用する際にはヒトゲノム遺伝子解析研究に関する倫理指針に規定された倫理委員会審査の承認を別途得ます。

検体の使用をお断りになった場合でも、診療上の不利益にはなりません。 個々の研究に関して不明な点については、腫瘍病理学講座までお問い合わせ下さい。


病理検体(日本病理学会、患者に由来する病理検体の保管・管理・利用に関する日本病理学会倫理委員会の見解より引用)
病理臓器:未固定および固定された細胞、組織、臓器であり、病理部門でさらなる加工が加えられていない(凍結ブロックを含む)。
病理標本:病理部門で加工された全ての標本を含む。これには電子顕微鏡/パラフィン・ブロック、プレパラート、肉眼・顕微鏡写真などを含む。


「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づく臨床研究について


三重大学病院のウェブサイト
https://www.hosp.mie-u.ac.jp/ethics/document/public/

病理で行われている臨床研究
https://www.hosp.mie-u.ac.jp/ethics/category/bumon/byouri/