関節班
整形外科では、コンピューター支援技術を積極的に活用し、安全性が高く、低侵襲かつ高精度な人工股関節置換術や人工膝関節置換術を実施しています。特に、当院独自に開発した拡張現実(Augmented Reality, AR)技術を取り入れたナビゲーションシステムを導入することで、より正確な手術を実現しています。この技術により、血管や筋肉を詳細に描出することが可能となり、さらなる安全性の向上に貢献しています。また、ロボット支援手術も取り入れており、これら最先端のデジタル技術によって、精密で個別化された医療を提供し、患者さまの満足度向上を目指しています。基礎研究においては、変形性関節症や関節リウマチの病態解明、関節軟骨の修復・変性抑制など、幅広いテーマに取り組み、次世代の医療技術の開発に努めています。最新技術と研究成果を通じて、患者さま一人ひとりに最適な治療を提供してまいります。

変形性股関節症に対する人工股関節置換術

ARナビゲーションを用いることでより正確な人工股関節の設置が可能となることに加え、筋肉や血管を描出することでより安全な手術が可能

変形性膝関節症に対する人工膝関節置換術

手術にロボット支援技術を取り入れることで、より正確で患者満足度の高い手術を目指している