患者の皆様へ

ホーム > 患者の皆様へ > 骨粗鬆症外来

骨粗鬆症外来

脊椎圧迫骨折脊椎圧迫骨折

 骨粗鬆症は新聞やテレビなどのマスコミで広く取り上げられており、多くの方々によく知られている疾患となってきています。しかし、正しく理解されているかというと、少々疑問が残ります。

 骨粗鬆症は女性に多く発生し、特に閉経後の女性にしばしばみられますが、高齢になると男性にも発症してきます。今まで特に大きな病気にかかったことがなくても、自分の母親やおばあちゃんが骨粗鬆症と言われたことがあったり、骨折をしたことがある場合には自分も骨粗鬆症になる危険性が高いほか、やせている人、身長が低くて体格が小さい人、栄養状態の良くない人、運動不足の人、タバコをよく吸う人、お酒をよく飲む人は骨粗鬆症になりやすいと言われています。また、胃を切除されている人、卵巣を切除されている人、糖尿病、関節リウマチ、甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能亢進症の患者さん、ステロイドホルモンを飲んでいる人、腎臓や肝臓が悪い人も骨粗鬆症への注意が必要です。腰の痛みがその主な症状ですが、ちょっとしたことで骨折してしまった場合もすでにりっぱな骨粗鬆症です。

大腿骨転子部骨折大腿骨転子部骨折

 当整形外科では骨の密度を測ったり、レントゲン撮影、採血、尿検査などの精密検査をして、骨粗鬆症であるかないか、もう少しで骨粗鬆症になってしまうかなどを診断しています。
今は、骨粗鬆症になっても骨を強くすることができるお薬があります。思い当たる節がある人、骨の密度を測っておきたい人などは、一度ご相談下さい。

 骨粗鬆症に関する研究としては、骨粗鬆症の患者さんにみられる大腿骨近位端骨折や脊椎圧迫骨折の疫学調査や骨粗鬆症治療薬の臨床治験などを行っています。

〒514-8507
三重県津市江戸橋2丁目174
TEL: 059(232)1111 内線 6447
FAX: 059-231-5211

三重大学 三重大学大学院 医学系研究科