婦⼈科グループの概要
当科では、婦⼈科悪性疾患である⼦宮頸癌・⼦宮体癌・卵巣癌・絨⽑性疾患や婦⼈科良性疾患である良性卵巣腫瘍・⼦宮内膜症・⼦宮筋腫などを取り扱い、放射線科・病理部・外科の協⼒を得て、集学的治療(⼿術・化学療法・放射線療法)を⾏っています。
現在、婦⼈科腫瘍専⾨医が4名在籍しており、婦⼈科腫瘍学会指定修練施設にも認定されています。また、⽇本産科婦⼈科内視鏡学会技術認定医・⽇本内視鏡外科学会技術認定医が5名、細胞診指導医1名、細胞診専⾨医2名が在籍し、診療を⾏っています。
婦⼈科悪性腫瘍、婦⼈科良性疾患(良性卵巣腫瘍・⼦宮内膜症・⼦宮筋腫など)に対しては、⾝体に優しいロボット⼿術、腹腔鏡下⼿術を積極的におこなっており、⼊院期間の短縮・美容⾯・⼿術後の早期社会復帰に⼤きな効果をもたらしています。ロボット⼿術においては、国⽴⼤学で全国トップの症例数です。

進⾏・再発がんにおいても、様々な臨床試験、治験に参加しています。当院はがんゲノム医療拠点病院であり、がんパネル検査なども積極的に⾏っています。
がんの治療・予後については、できるだけ多くの情報を患者様およびご家族様に提供し、納得して頂いたうえで、治療⽅法を決めています。
当科における悪性腫瘍治療件数の推移

現在当院で⾏っている⼿術
⼦宮筋腫
- ・腹腔鏡下⼦宮筋腫核出術/腹腔鏡補助下⼦宮筋腫核出術
- ・腹腔鏡下⼦宮全摘術
卵巣腫瘍・⼦宮内膜症
- ・腹腔鏡補助下卵巣嚢腫切除術
- ・全腹腔鏡下卵巣嚢腫切除術
- ・全腹腔鏡下付属器切除術
異所性妊娠
- ・腹腔鏡下異所性妊娠⼿術
⼦宮体がん
- ・腹腔鏡下⼦宮悪性腫瘍⼿術
- ・ロボット⽀援下⼦宮悪性腫瘍⼿術
※⾻盤・傍⼤動脈リンパ節郭清術も⾏っています。臨床試験で⼀期的⼿術も⾏っています。
⼦宮頸がん
- ・腹腔鏡下広汎⼦宮全摘術
- ・腹腔鏡下広汎⼦宮頸部摘出術
- ・腹腔鏡下⼦宮全摘術
卵巣がん
- ・腹腔鏡下卵巣がん術 (臨床試験)
- ・試験腹腔鏡⼿術
その他
- ・BRCA1/2遺伝⼦変異保有者に対するリスク低減卵管
- ・卵巣切除術