⾼度⽣殖医療センター

⾼度⽣殖医療センター

2015年5⽉に不妊症治療の専⾨部⾨として、当院では⾼度⽣殖医療センターを開設しました。
近年、晩婚化に伴い結婚後に早く⼦供が欲しいのに、なかなか⼦供が出来ないご夫婦が増加してきています。そのため不妊治療のニーズは増加しています。それに伴い、不妊治療を⾏ってもなかなか妊娠しない”難治性不妊”の⽅々も増えております。また、⼼疾患や膠原病などの基礎疾患をお持ちの⽅に対しても、他診療科と連携して妊娠〜出産までの一貫した管理を⾏える体制を作っております。また、胚移植前に胚の遺伝⼦を調べることで流産を減らすことを⽬的とした着床前診断など、最新の医療をご提供出来る体制を構築しております。

⾼度⽣殖医療センター

当センターでは、まずは⾃然妊娠を⽬指して、卵管通過障害の⽅には卵管鏡⼿術で卵管を通した後に、タイミング療法や⼈⼯授精を⾏っております。⼦宮内膜ポリープ等にも外来⼿術により⽇帰りで実施し、患者さんの負担を減らすよう⼼掛けております。
体外受精においても、患者さん⼀⼈⼀⼈に合わせた刺激法の選択を⾏います。さらに胚質の良くない患者さんに対しては胚質改善・ 内膜環境改善を⽬的に栄養療法、サプリメント、漢⽅薬といった治療により体質改善を図ります。当センターでは妊娠に向けてのよりよい環境をつくると同時に、患者さん⼀⼈⼀⼈に妊娠・出産の喜びを与えられるように頑張っております。 妊娠を望まれる患者さんの中には重篤な疾患により妊娠は危険だと指摘されている⽅もいらっしゃいます。当センターでは、他の診療科と連携するといったように⼤学病院の利点を最⼤限に⽣かすことで、これまでは妊娠を諦めざるを得なかった患者さんができる限りご⾃分の⼦供が抱けるように精⼀杯努⼒しております。