先輩メッセージ

藤本 源〈呼吸器内科 / 平成10年卒〉

呼吸器内科領域は、この20年間で飛躍的に発展してきました。
肺がん診療においては他の癌腫に先んじて「ドライバー遺伝子変異」という概念がいち早く見いだされ、分子標的治療薬の牽引役となって今のゲノム診療の礎を築いてきました。また、免疫チェックポイント阻害薬に関しても豊富なエビデンスと経験をもとに新たな治療を戦略的に展開することが出来ております。
閉塞性肺疾患でも長時間作用性気管支拡張薬が充実し、吸入ステロイド併用の是非も含めて以前の治療と比して隔世の感があります。診断ツールも整い、理路整然とした診療を行うことが出来るようになってきました。
また、難病と目されている間質性肺疾患にも抗線維化薬が上市され、治療できないという状況に風穴を通すことができつつあります。
これらは世界中の研究者が最先端科学を駆使して開発してきたものですが、その一端を国際学会等で垣間見ながら過ごしてきたものにとって、非常に魅力的でありかつ実践的なものでした。現在進行形で呼吸器内科領域は進歩しており、もしこれらの変化を体験したい、自分が先導したい、という希望があれば是非とも呼吸器内科を選択して下さい。

井上 知紗〈糖尿病・内分泌内科 / 平成25年卒〉

仕事と子育てを両立しながらいきいきと働かれている先生も多く、「こんな職場で働けたら」「私も先輩の先生方のようになれたら」と思い、糖尿病・内分泌内科を選択しました。
臨床分野も基礎分野もまだまだ勉強することがいっぱい、実際の子育ても想定外!のこともしばしばで、仕事と子育ての両立にはあくせくする日々です。でも、周りの方にたくさんサポートいただきながら乗り切れていることに感謝しています。
ご指導いただいた先生方を目標に、今後も頑張ろうと思っているところです。
当科は手技は少ないですが、外来や病棟で出会うたくさんの患者さんから様々な人生経験を聞かせていただきながら、その方に合った診療を一緒に考えるのが当科の醍醐味でしょうか。
ぜひ一緒に働きましょう!

鶴賀 龍樹〈呼吸器内科 / 平成27年卒〉

三重大学呼吸器内科の最大の特徴はとにかく雰囲気が良いことです。
この「雰囲気が良い」ということは現在の医療界が抱える様々な問題を容易に解決してくれます。例えば、自分が体調を崩してしまった時やどうしても外せない予定を入れている時に、担当患者さんが急変してしまったら一人では解決出来ず誰かに助けを求めなければなりません。そんな時、雰囲気が良いと気軽に助けを求めることが出来ます。仕事はもちろんプライベートでも、なにかにつまずいてしまったときは気軽に相談できる、そんな仲間がいることはとても心強いです。三重大学呼吸器内科はそんな雰囲気の良さを持ち合わせています。もちろん、呼吸器内科という領域の学問的な興味や疾患の特性などもありますが、今の三重大学呼吸器内科で仕事をしていると雰囲気の良さから人生が充実してくることを実感することができます。ぜひとも一緒にお仕事をしながらお互いを高めあい、そして呼吸器疾患で病める患者さんたちを救っていこうではありませんか。
みなさんの参加を心からお待ちしております。

長嶋 一訓〈糖尿病・内分泌内科 / 平成31年卒〉

はじめまして、糖尿病・内分泌内科 後期研修2年目 長嶋です!
1年間働き、思った事を正直にこの場を借りて喋りたいと思います。
糖尿病・内分泌内科に入ろうと思った理由はぶっちゃけ、研修医で回った際に、先生方の雰囲気の良さ、上級医の先生方も含めチーム一丸となって患者さんのために働いている事、若手も発言しやすいカンファレンスなど、全てにおいて働きやすいと感じたからです。
研修開始前は糖尿病・内分泌は疾患がとても複雑で、自分には向いていないかもと思っていましたが、1ヶ月の短い研修でも引き込まれた記憶があります。
後期研修1年目では病棟対応、他科依頼対応、学会発表など、慣れるまでは大変でしたが、『大丈夫?困ってない?」、「最近どう?休みとってる?」など先生方に声をかけていただきました。
また、僕のしょーもない質問でも優しく教えて頂き、現在に至るまで、相談をして嫌な顔をされた事は一度もありません。
また、日数が経つにつれ、外来も任せてもらうことも多くなり、少しずつ自分に自信がつき、この科を選んで良かったと改めて思っています。

仕事が大変なことはありましたが、精神的なストレスは全くなく、休日でも夜間でも困った時はサポートして頂き、それに恵まれここまで成長できた気がします。
上記のように科の雰囲気はとてもよく、若手だからベテランだからといった悪しき慣習は全くなく、若手でもしっかり発言できる場もあり、とても働きやすいです。
まだまだ伝えきれないことはたくさんありますので、研修医や学生の方も一度当科へ足を運び、雰囲気を感じていただけたらと思います。
いつでも待っています!