糖尿病・内分泌内科
専門医制度について
- 2018年に日本専門医機構主導のもと新しい専門医制度がスタートし、学会認定の専門医制度から日本専門医機構認定の専門医制度への移行が進んでいます。
- 基本領域専門医の1つである「内科専門医」については、新しい内科専門研修のもと当科で研修いただいた方も、続々と内科専門医の資格を取得しています。
- 日本専門医機構が認定するサブスペシャリティ領域の専門医として、新たに「内分泌代謝・糖尿病内科領域専門医」の認定が開始され、2022年度に第1回目の内分泌代謝・糖尿病内科領域専門医の試験が実施されます。
- 領域専門医以降の専門医制度については、2022年9月現在、まだ認定者がおらず、今後運用が変更になる可能性もあるため、当科でも関連団体の動きを注視し、当科での専門研修を受けていただく専攻医のみなさまの不利益にならないよう努めますが、最新の情報については各団体のホームページでもご確認ください。

当科での専門研修の実際
- 現在当科で専門研修中の専攻医の方々は、機構認定の基本領域となる三重県内での内科専門研修プログラムの研修を受けながら、連動研修の形で内分泌代謝・糖尿病内科領域専門医の認定を目指しています。(内科専門医取得後に専門研修も開始することもできます。)
- 当院には複数名の内科指導医および機構認定領域指導医が在籍し、幅広い内分泌・糖尿病疾患の診療を経験することができます。
- 学会発表や症例報告の作成の機会も豊富です。
- 基幹施設と基幹施設以外での研修を要する内科専門研修の進行具合にもよりますが、3年間の内分泌代謝・糖尿病内科領域の専門研修は当院のみで完結させることも、当院と県内の認定教育施設(桑名市総合医療センター、四日市羽津医療センター、市立四日市病院、三重中央医療センター、三重病院、伊勢赤十字病院)での研修を組み合わせることも可能です。
- 当科での研修では専門領域の症例が多くなるため、連動研修を行う場合、内科専門研修プログラムの中で剖検を含む内分泌・糖尿病領域以外の診療を経験できる計画を立てる必要があります。
- 三重大学医学部医学科への地域枠(A/B)及び三重県地域医療枠での入学者や三重県医師就学資金貸与者は、医師不足地域の医療機関や推薦地域で定められた期間の勤務が必要となります。対象となる専攻医の方とは三重県地域医療支援センターと連携し、定期的にキャリア相談をしています。
当科での研修(業務)内容について
- 当科では診療チーム単位で入院患者さんの診療にあたります。主に専門研修2-3年目の専攻医がチームの中心となって診療にあたっています。
- 院内コンサルト当番(週1回程度)、経験に応じて外来診療(週1回程度)を担当します。
- 県内の医療機関で経験に応じた外来診療や当直業務(2回/週程度)に従事します。
- 平日夜間の当直及びオンコール当番を3-4回/月、休日の日直・当直・オンコール当番を計2-3回/月程度担当しています。
- 育児などで夜間の勤務が難しい方は、休日(日勤帯)のオンコール当番1回/月程度を担当しています。
- 専門研修中に3ヶ月程度の救急救命センターへの出向をお願いする場合があります。
2022年9月現在の当科での1週間の業務のイメージを下記に示します。
空白の時間帯はそれぞれ病棟診療や外来診療に従事します。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土/日 | |
---|---|---|---|---|---|---|
午前 | AVS | 甲状腺エコー | 日直医 オンコール医対応 |
|||
午後 | 甲状腺エコー | 検討会 | 多職種検討会 | 検討会 科長回診 |
日直医 オンコール医対応 |
|
夜間 | 当直医・オンコール医対応 |
専門研修後の進路
- 大学教員、大学院進学、市中病院での勤務医、独立、など多岐にわたります。
- 個々の希望に応じ、できる限りのサポートを行います。
診療科の見学について
- 当院での専門研修の実際についてできる限り具体的に記載しましたが、やはり「百聞は一見に如かず」ですので、当科での専門研修に関心のある方には、私たちの日々の仕事ぶりを直接見てほしいと考えています。
- 個々の希望に応じた病院見学を手配いたしますので、関心のある方はお気軽にお問合せください。
- 三重県内で初期研修中の方はMMCプログラムを活用いただき、当科で1-2ヶ月の短期研修を受けていただくこともお勧めです。現在3名/月まで受け入れており、年間20名程度の初期研修医を受け入れています。(多くの研修医の方は当科以外の専門研修に進んでいますので、気軽に申し込んでいただいて構いません)受け入れ枠の最新状況につきましては、下記の連絡先にお問合せください。
連絡先:hisho3dm@med.mie-u.ac.jp