卵巣がん

卵巣がん

卵巣悪性腫瘍(境界悪性も含む)は年間約70数例で、近年、増加傾向にあります。早期がんは主に⼿術療法ですが、卵巣がんのほとんどが進⾏期Ⅲ-Ⅳ期で診断されるため、進⾏がんでは腹腔鏡でまずお腹を観察し、術前に抗がん剤をしたのち、⼿術の方針としています。早期がんは症例に応じて、臨床試験で腹腔鏡⼿術も⾏っています。
若年の卵巣癌がんの⽅も臨床進⾏期Ia期で妊孕能温存を希望される患者には、卵巣をとるのみで、妊孕性温存が可能な場合もあります。進⾏・再発卵巣がんに対しては、抗がん剤治療、放射線治療を⾏っています。また近年では、遺伝性乳がん卵巣がん症候群が着⽬されており、遺伝⼦検査や遺伝外来のご紹介、またリスク低減卵巣卵管切除術も⾏っています。
その他、臨床試験、治験など積極的に⾏っております。